10分でわかる
チェスのルール
チェスはルールが1番単純な将棋です。
しかし、なぜか頭が良くないとできないと思っている方も多くいらっしゃいます。
そこで、初心者に教えた経験をもとにチェスのルールを紹介してみます。
小学5年生以上ならこれを半分読む時間、つまり5,6分でゲームを始められますし、
全部理解するのも10分くらいでOKです。
チェスは奥が深いですが、ルールは単純で美しいゲームです。
まず、リラックスしてチャレンジしてください。チェスは誰でもできます。
もくじ
1分 駒の種類
2分 駒のならべ方
3分 駒の動き
4分 ポーンの動き
5分 ゲームのすすめ方
6分 プロモーション ここまでわかれば教えてもらいながらできます!
7分 キャスリング
8分 アンパサン
9分 さらにくわしく 基本的ルールはこれで全部です!
重要 一番だいじなこと
1分 駒の種類
もくじにもどる
駒は6種類だけです。まずピース(大駒、小駒)を覚えましょう。
2分 駒のならべ方
もくじにもどる
盤の右下は白マス。
白クイーンは白マス、黒クイーンは黒マスです。
3分 駒の動き
もくじにもどる
駒の動きを覚えましょう。ここがルールでは一番大切です。
(ナイトだけが他の駒をとびこせる)
4分 ポーンの動き
もくじにもどる
ポーンは取り方が代わっていますので注意。
(すぐ前の駒は取れない!)
(はじめの場所からは2歩進むことができる)
5分 ゲームのすすめ方
もくじにもどる
☆ チェスは2人で白、黒の順に駒を動かすゲーム.パスはなし.
☆ 相手の駒を取ることができる.取った駒は生き返らない.
☆ ポーンは前の駒でなく、必ずななめ前の駒しか取れない.
☆ 相手のキングをメイト(=取ると考えてよい)すると勝ち.
☆ 同じ手の繰り返しや両方がメイトできないと引き分け.
6分 プロモーション
もくじにもどる
(ナイト、ビショップ、ルークになってもよい.)
ここまでわかれば教えてもらいながらできます!
7分 キャスリング
もくじにもどる
@キングをどちらかに2歩横に動かし、
Aルークはキングを飛び越える.
@、Aを1手でおこなうことをキャッスル、またはキャスリングという.
白、黒とも2種類のキャスリングがあり、1局に1回しかできない.
8分 アンパサン
もくじにもどる
ポーンが5段目で、相手のポーンが
もちろん、取らなくてもよい.
このルールがわからず、それを気にする人がいますが、
実はわからなくてもほとんど問題ない.気にしないで!
9分 さらにくわしく
もくじにもどる
キャスリングできない場合は、…
@チェック(王手)されているとき.
Aまたはキングが移動する2つのマスどちらかに、相手の駒が効いているとき.
Bキングとルークの間に駒があるとき.
Cキングとその方向のルークが1回でも動いたことがあるとき.
引き分けになるのは…
@どちらもメイトできる駒がないとき.
Aまったく同じ局面が3回できたとき.
Bステール・メイト(ルール上の指し手が一手もなく、メイトでない局面)になったとき.
C白黒各50手の間、ポーンを動かす手も駒を取る手もなかったとき.
その他だいじなことは…
・試合の最初と最後に握手する.
・「待った」なし.
基本ルールはこれで全部です!
重要 一番だいじなこと
もくじにもどる
おっと、忘れるところでした。最後にチェスで一番だいじなことは・・
勝敗よりフェア・プレー!
チェスは単に勝敗を決めるだけのゲームではありません。人と人が交流する機会でも
ありますし、両者で棋譜という作品を残す機会でもあります。
ですから、フェアに(相手を尊重して、正々堂々と)プレーしてください。
相手に不快な思いをさせることはマナー違反であり、それで勝とうとするなんて
チェスではありません。当然「待ったなし」、おしゃべりは厳禁。
公式戦では特にそれが問われます。
どうしても負けるのがいやな人はチェスはできません。
以上、基本ルールはご紹介できましたが、公式戦に出るためには
さらに覚えるべきルールがいくつかあります.それはやっていくうちに必要になるでしょうから、
今は気にしなくてけっこうです。
くわしい説明はJCAのホームページ
をご覧ください.