7ラウンド
入賞者
このラウンドのベストは1時間を越えた笹森ー金城戦、女子の先輩と後輩どうしの1戦でした。
笹森さんによると「勝っていると思ったら、逆転されて、負けると思った」そうです。
「こんなに考えて指したことない」というシーソーゲームの末に、
とうとうポーン1つとナイトのエンディングとなり、ねばる金城さんを
笹森さんが振り切りました。
今までかなわなかった先輩をここまで追い込んだ金城さん(小4!)は驚きの上達力です。
そして、後輩に厳しい「励まし」を贈ることができた笹森さんも強い。ナイス・ゲーム!
さらに最長のゲームは第2ボードの今野ー佐藤戦。早くから今野君がリードしましたが、
さすが佐藤君、なかなか決め手を与えません。長く緊張の場面が続きましたが、
今野君が佐藤君の攻めを見切ってポーンを捨てたのがうまく効いて、事実上の1位が
決まりました。試合が終わったのは開始から1時間半後、かぜをひいても
出てきて今野君と戦った佐藤君の根性も讃えたいと思います。
ボード
白 番
結果
黒 番
1
佐々木 翼(4)
0-1
山田 明弘(5.5)
2
今野 周(5)
1-0
佐藤 翼(5)
3
田中 春行(4.5)
1-0
松浦 勇希(4)
4
長内 亮太(4)
1-0
玉利 真人(4)
5
笹森 絢香(3.5)
1-0
金城 琉菜(3.5)
6
笹森 雄大(3.5)
0-1
金城 透弥(3)
7
山上 晃輔(3)
1-0
玉利 克夫(3)
8
齋藤 詢(3)
1-0
金城 康弘(3)
9
渋谷 快成(3)
1-0
津 大弥(3)
10
中川 啓(2.5)
1-0
菅原 和馬(2.5)
11
中貝 省吾(2.5)
1/2-1/2
小林 由佳(2)
12
中貝 勇作(2)
0-1
富田 敦志(2)
13
二川 愛(2)
1-0
佐藤里乃佳(1)
14
津 大洋(2)
1-0
富田 彩音(1)
00
山上 未咲(1.5)
1
(バイ)
入賞者
優 勝:山田 明弘 (6.5)
A優勝:佐藤 翼 (5.0)
B優勝:長内 亮太 (5.0)
C優勝:笹森 絢香 (4.5)
D優勝:富田 敦志 (3.0)
初級者優勝:金城 琉菜 (3.5)
初級者準優勝:中川 啓 (3.5)
敢闘賞:小林 由佳
参加者 32名、入賞資格はバイが2回(30%)以下。
プライズの意味
今回は先生が雪辱しました。よって、生徒が優勝ではなく、生徒の1番は今野周君(6.0)でした。
準優勝はないですが、事実上の1位と考えてください。
Dクラスの富田君と津大弥君はほんのわずかな差でした。どちらもがんばりました。
活躍したけど入賞しなかった者に個人的に敢闘賞を贈りたいと思います。
活躍した選手を見るときに一番早い基準はシード(開始時の順位)と、
プレイス(最終順位)のちがいでしょう。その点では、今野君、長内君、
齋藤君、笹森さん、金城さん、津大洋君、渋谷君、中貝省吾君、小林由佳さん、
金城康弘さんたちは活躍したことがすぐにわかります。
(もちろん下位がそうなりやすい!)
この中で入賞していない選手と、欠席がある選手を抜かすと、
今野君、齋藤君、津大洋君、中貝省吾君、渋谷君、小林さんが候補です。
いろいろ迷ったのですが、ここは小林由佳さんに敢闘賞を贈ります。
金城さんに次に続く女子選手という、期待も込めて。
ここに書いた敢闘賞の基準は、あくまで個人的基準ですが、そんなに悪くない
基準だと思っています。ただし、同じ人に続けて贈ることはしません。
大会によっては、銀メダルでもびりと同じという場合もあります。
反面、最下位でもつけてほしいメダルがあります。賞やメダルというプライズは
大会の目標という意味があります。
でも本当に一番がんばった選手は誰かという意味ではありません。
何もプライズがなくても、参加した選手は心の中にメダルを
かけてほしいと思っています。
大会の講評
入賞しても、もっと上に行けたのにと思う参加者がいるのですから、活躍しなかった選手、
負けが続いた選手は、くやしいでしょう。ぜひ、もっともっと、泣くぐらいくやしがってください。
そしてチェスが強くなることを自分で追求してほしいと思います。
それを追求する中で、お互いに交流して良い影響を与え合い、いつか自分をほめてあげられる
ような結果を出してほしいと思います。
負けた人もこの大会に参加したこと、それ自体にプライドを持ってください。
ご存知のとおり、この大会の最下位でさえ、普通の初心者には楽勝の力があるのですから!
成功したのは本格的な国際大会のように事前ペアリングとしたことです。いつも次の
ペアリングと手番をホームページから見ることができました。遅刻、欠席も厳格にした結果、
出席率が上がり、遅刻が減ったと思います。それで損をする人はいなかったでしょう。
国内でTDの主観が入らないコンピューター・ペアリングを導入したのは函館が最初です。
この事前ペアリングと公開性が、日本では当たり前となってほしいと思います。
試合に審判が介入することもありました。やはり公式試合に審判は絶対に必要。
(会場にいないなんて考えられません!)
反面、考えたいのは、強制バイを1点にしたこと。里乃佳さんと彩音さんが1回も当たらなかったのは
明らかに不自然です。JCAのように強制バイは1/2点でしょうか…。
今回はJCAのレイティング新方針に合わせて、普通にスイスをしましたが、
この人数なら、やはり9ラウンド以上でないと中間層の順位が出ません。
(田中君と今野君が当たりませんでした)
次回は加速スイス7ラウンドにしようと思います。
最後にお手伝いいただいた金城さん、中貝さん、お当番の保護者のみなさん、
ありがとうございました。選手のみなさん、チェス大会は運営するスタッフがいて初めてできるのです。
そのスタッフは何を思い手を貸しているのか、いつもそのことを忘れないでください。
クロステーブル(最終結果)
番 氏 名
JCA クラス
1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R
得点 TB 順位
01 山田 明弘 1898
22○ 12○ 05○ 03○ 04○ 02△ 08○
6.5 1
02 田中 春行 1717
**▲ **▲ 16○ 11○ 07○ 01△ 05○
5.5 3
03 今野 周 1360
20○ 10○ 17○ 01● 12○ 15○ 04○
6.0 2
04 佐藤 翼 1187 A
30○ 16○ 07○ 15○ 01● 05○ 03●
5.0 30.5 4
05 松浦 勇希 1168 A
13○ 32○ 01● 17○ 14○ 04● 02●
4.0 31.0 7
06 笹森 芳輝 1132 A
25○ **▲ − − − − −
1.5 03.0 2.00 28
07 玉利 真人 1131 A
24○ 23○ 04● 30○ 02● 12○ 11●
4.0 28.5 9
08 佐々木 翼 1115 A
29○ **▲ 14△ 12● 22○ 32○ 01●
4.0 26.5 11
09 山上 晃輔 1096 B
15● 27○ 22○ 14● 32● 29○ 17○
4.0 19.5 13
10 土橋 衡充 1074 B
27○ 03● − − − − −
1.0 06.5 32
11 長内 亮太 1018 B
**▲ **▲ 32○ 02● 16○ 13○ 07○
5.0 27.0 5
12 齋藤 詢 1015 B
21○ 01● 20○ 08○ 03● 07● 32○
4.0 29.0 8
13 金城 透弥 1007 B
05● 17● 25○ 25○ 30○ 11● 15○
4.0 23.0 12
14 笹森 絢香 0960 C
26○ **▲ 08△ 09○ 05● **▲ 23○
4.5 6
15 笹森 雄大 0916 C
09○ **▲ 31○ 04● 29○ 03● 13●
3.5 28.0 14
16 渋谷 快成 0910 C
18○ 04● 02● 31○ 11● 21○ 20○
4.0 27.0 10
17 玉利 克夫 0910 C
19○ 13○ 03● 05● 23● 22○ 09●
3.0 26.5 18
18 二川 愛 0887 D
16● 30● 24● 21● 00□ 26○ 27○
3.0 17.0 23
19 山上 未咲 0872 D
17● 24△ 30● 23● 25○ 31● 00□
2.5 20.5 26
20 津 大弥 0832 D
03● 26○ 12● 32● 27○ 30○ 16●
3.0 20.0 4.50 22
21 富田 敦志 0802 D
12● 22● 26● 18○ 26○ 16● 25○
3.0 20.0 6.00 21
22 津 大洋 0800 N
01● 21○ 09● 27○ 08● 17● 26○
3.0 21.5 19
23 金城 琉菜 UR N
**▲ 07● 29● 19○ 17○ 24○ 14●
3.5 22.5 15
24 中貝 省吾 UR N
07● 19△ 18○ 29● 31○ 23● 30△
3.0 20.0 9.00 20
25 中貝 勇作 UR N
06● 28● 13○ 13● 19● 27○ 21●
2.0 27
26 富田 彩音 0800 N
14● 20● 21● **□ 21● 18● 22●
1.0 21.5 0.00 30
27 佐藤里乃佳 0800 N
10● 09● **□ 22● 20● 25● 18●
1.0 21.5 0.00 31
28 深見 藍 0800 N
**▲ 25○ − − − − −
1.5 03.0 2.00 29
29 菅原 和馬 0800 N
08● **▲ 23○ 24○ 15● 09● 31■
2.5 24.5 24
30 小林 由佳 0800 N
04● 18○ 19○ 07● 13● 20● 24△
2.5 23.5 25
31 中川 啓 UR N
**□ **▲ 15● 16● 24● 19○ 29□
3.5 22.0 16
32 金城 康弘 UR N
**□ 05● 11● 20○ 09○ 08● 12●
3.0 27.5 17
<クロステーブルの見方>
☆@得点、ATB(タイブレーク)の順番で順位が決まります。
TBは、同じ得点なら上位と多く対戦した者が上になるシステムです。
@Buchholz(相手得点合計)ABelger(勝者得点合計)BSeed(開始順)
30位、31位はBで決まりました。
☆各ラウンドの最初の2ケタは対戦相手、次の記号が勝敗を表します。
チェスは普通、W、Lあるいは得点の累計で勝敗を表しますが、この表は少し変わっています。
○:勝ち、●:負け、△:ドロー、□:不戦勝、■:不戦勝、▲:BYE。
☆クラスは、レイティングで決めていました。なおレイティングは3月発表のものです。
Aクラス:1200未満、Bクラス:1100未満、、Cクラス:1000未満
、Dクラス:900未満、Nクラス:初心者、D未満。
ボード
白番
結果
黒番
1
山上 未咲
0-1
高橋 栄三
総会議案承認
今日は以前からご提示していた総会の日です。
特にご意見も出ないので1ヶ月以上前に提示された議案
は承認となります。格式ばっていると思われても、サークルの私物化をさけるためには、しっかりと
筋を通したいと思います。
今年度の新役員
代表:山田 明弘、
副代表:田中 弘樹、佐々木 翼、
会計:松浦 誠
以上の役員へのサポートをよろしくお願いします。役員は無報酬のボランティアです。
これから見学でなく来られた方は年会費大人2,000円、子ども1,000円の納入してください。
私物化をさける
今日はお母様方にお手伝いいただきました。ありがとうございます。
私がサークルの代表である必要はありません。チェスの実力と関係なく、サークルの代表をして
くださる方がおられれば私はいつでも身を引きます。むしろ、そのような方を探しているのです。
私がいなければつぶれるようなサークルではいけないと思っています。
例会は、以下のように最大16名が公式戦を行い、盛会でした。
できるだけ自分たちでペアリングできるようにします。
ボード
白番
結果
黒番
1−1
山上 晃輔
0-1
田中 春行
1−2
高橋 栄三
1-0
佐藤里乃佳
1−3
金城 康弘
0-1
長内 亮太
1−4
渋谷 快成
1-0
富田 敦志
1−5
山上 未咲
1/2-1/2
小林 由佳
1−6
金城 透弥
0-1
佐々木 翼
1−7
金城 琉菜
1-0
富田 彩音
2−1
佐藤 翼
0-1
田中 春行
2−2
長内 亮太
1/2-1/2
佐々木 翼
2−3
金城 透弥
1-0
高橋 栄三
2−4
富田 彩音
0-1
小林 由佳
2−5
金城 康弘
1-0
富田 敦志
2−6
佐藤里乃佳
0-1
山上 未咲
2−7
山上 晃輔
0-1
渋谷 快成
2−8
金城 琉菜
0-1
山田 明弘
なお、この結果は、4月25日、5月9日の例会結果とあわせて、
6月のJCAレイティングに反映されます。
クロステーブル
今野君が全勝優勝
春季ブリッツ大会2は今野君が全勝優勝となりました。
今野君が、本当に田中君のライバルになったことを示してくれました。
もちろん、これは両者にとって喜ぶべきことです。
田中君の他に玉利真人君、そして長内亮太君が「もしかすると…」というところまで
ポイントを伸ばしたことです。田中・今野の壁はそれほど遠くありません。
正直に言って齋藤君、佐藤君が伸びているのに、この二人はどうしたのかと
心配したこともありましたが、やはり成長していたことを証明してくれたことがうれしい。
みんなで競って強くなりましょう!
中貝勇作君に敢闘賞
他に目に付いたのは、中貝兄弟のチェスが良くなってきたことです。もう一歩です。
強いのはお兄ちゃんですが、勇作君の金星に対して敢闘賞を贈ります。
小さい女子たちはなかなか男子の上にいけませんが、
琉菜ちゃんについていってほしいと思います。そして津兄弟、渋谷君は本当に強い。
見ていると、いつブレークしてくれるのか、わくわくさせるプレーでした。
強い人と当たった方がいい
参加23名、6Rスイス
以下入賞者に賞状を授与
優 勝:今野 周 (6.0)
A優勝:金城 琉菜 笹森 綾香 (4.0)
B優勝:津 大洋 (3.0)
C優勝:富田 敦志 (2.0)
敢闘賞:中貝 勇作 (3.0)
(敬称略)
以上、入賞した生徒たちはコメントの必要がないくらい良い結果を出しました。
その事実を賞状に託し、次回に授与します。Cクラスは横1線に並んでいますが、
初戦に田中君と当たった富田君が優勝。強い人と当たった方が勉強になり、
順位が上になるのでいいことばかりですね。おめでとう!
なお、日にA優勝を笹森綾香さんとしましたが、綾香さんはバイが2つ(33%)あります。
函館のローカル・ルールは30%以上のバイは受賞対象としませんので、実際は、金城琉菜さんでした。
そこでA優勝を二人とします。お詫びして訂正します。
Place Name Class Seed
1R 2R 3R 4R 5R 6R
Total TB Prize
01 今野 周 O 04
11○ 05○ 02○ 03○ 04○ 09○
6.0 優 勝
02 田中 春行 O 01
17○ 08○ 01● 09○ 10○ 03○
5.0
03 玉利 真人 O 06
04○ 13○ 21○ 01● 06○ 02●
4.0
04 長内 亮太 O 03
03● 07○ 20○ 19○ 01● 08○
4.0
05 津 大弥 O 02
18○ 01● 08● 21○ 14○ 12○
4.0
06 笹森 綾香 A 10
00▲ 00▲ 11○ 14○ 03● 13○
4.0 A優勝
07 金城 琉菜 A 07
13● 04● 16○ 17○ 20○ 10○
4.0 A優勝
08 佐藤 翼 O 05
14○ 02● 05○ 12○ 09△ 04●
3.5
09 金城 康弘 A 08
23○ 22○ 12○ 02● 08△ 01●
3.5
10 齋藤 詢 A 09
20○ 12● 13○ 11○ 02● 07●
3.0
11 津 大洋 B 13
01● 15○ 06● 10● 17○ 18○
3.0 B優勝
12 玉利 克夫 A 12
15○ 10○ 09● 08● 18○ 05●
3.0
13 渋谷 快成 B 15
07○ 03● 10● 22○ 19○ 06●
3.0
14 金城 透弥 B 14
08● 16○ 17○ 06● 05● 21○
3.0
15 中貝 勇作 B 16
12● 11● 18● 00□ 23○ 19○
3.0 敢闘賞
16 菅原 和馬 B 17
00▲ 14● 07● 18● 22○ 20○
2.5
17 富田 敦志 C 20
02● 18○ 14● 07● 11● 23○
2.0 C優勝
18 中貝 省吾 B 18
05● 17● 15○ 16○ 12● 11●
2.0
19 笹森 雄大 A 11
00▲ 00▲ 22○ 04● 13● 15●
2.0
20 富田 彩音 C 19
10● 00□ 04● 23○ 07● 16●
2.0
21 小林 由佳 C 22
22● 23○ 03● 05● 00□ 14●
2.0
22 高橋 栄三 C 21
21○ 09● 19● 13● 16● 00□
2.0
23 佐藤里乃佳 C 23
09● 21● 00□ 20● 15● 17●
1.0
7ラウンド
いよいよ最終ラウンドですので、クラス別の優勝争いについて書いておきましょう。
Aクラスの優勝は、最終戦を残して佐藤君に決定しました。
Bクラスは長内君が大きくリードしているものの、真人君が勝てば、
齋藤君、山上君、金城君に逆転の可能性があります。Cクラスは笹森姉弟がリードしていますが、
混戦で誰にもチャンスがあります。Dクラスは、金城琉菜ちゃん、
康弘さん親子が少しリード。家族ぐるみでチェスをやっていることが伸びた要因?
もうひとつ、琉菜ちゃんが女子のナンバー1をかけて絢香さんと直接対決が注目。
どんなに強いプロのプレーヤーも初心者のころは負け続けです。
Every Grand Master was once a beginner.
この教室では誰もがプロになれる才能があると思うのでがんばってください。
ボード
白 番
結果
黒 番
1
佐々木 翼(4)
山田 明弘(5.5)
2
今野 周(5)
佐藤 翼(5)
3
田中 春行(4.5)
松浦 勇希(4)
4
長内 亮太(4)
玉利 真人(4)
5
笹森 絢香(3.5)
金城 琉菜(3.5)
6
笹森 雄大(3.5)
金城 透弥(3)
7
山上 晃輔(3)
玉利 克夫(3)
8
齋藤 詢(3)
金城 康弘(3)
9
渋谷 快成(3)
津 大弥(3)
10
中川 啓(2.5)
菅原 和馬(2.5)
11
中貝 省吾(2.5)
小林 由佳(2)
12
中貝 勇作(2)
富田 敦志(2)
13
二川 愛(2)
佐藤里乃佳(1)
14
津 大洋(2)
富田 彩音(1)
00
山上 未咲(1.5)
1
(バイ)
6ラウンド
以下が、事前ペアリングです。いよいよ決勝戦クラスのカードがそろいました。
誰にとっても勉強になる対局でしょう。もしお休みになる場合には前日までにご連絡ください。
当日はペアリングを変えません。
ボード
白 番
結果
黒 番
1
山田 明弘(5)
1/2-1/2
田中 春行(4)
2
佐藤 翼(4)
1-0
松浦 勇希(4)
3
今野 周(4)
1-0
笹森 雄大(3.5)
4
齋藤 詢(3)
0-1
玉利 真人(3)
5
金城 康弘(3)
0-1
佐々木 翼(3)
6
金城 透弥(3)
0-1
長内 亮太(3)
7
金城 琉菜(2.5)
1-0
中貝 省吾(2.5)
8
菅原 和馬(2.5)
0-1
山上 晃輔(2)
9
富田 敦志(2)
0-1
渋谷 快成(2)
10
玉利 克夫(2)
1-0
津 大洋(2)
11
津 大弥(2)
1-0
小林 由佳(2)
13
中川 啓(1.5)
1-0
山上 未咲(1.5)
12
富田 彩音(1)
0-1
二川 愛(1)
14
佐藤里乃佳(1)
0-1
中貝 勇作(1)
00
笹森 絢香(3)
0.5
(バイ)
トップ・ボードで、田中君は黒番で先生からドローを取りました。
この結果はもう驚くものではありません。強くなりました。
しかし、ドローで終わったため、
1,2位争いは今野君と佐藤君に預けられることになりました。
(田中君には1,2ラウンドのバイがある)
5月のまちセン例会から、金城康弘さんに続き、高橋栄三さんが正会員として入会されました。
高橋さんのデビュー戦も含めて公式戦を以下の5局行い、その後ブリッツをしました。
来週、金曜日チェス教室は公式戦6R。日曜日は、函大例会の予定です。
ただし私自身は五稜郭パレードのため参加できません。
1
金城 透弥
0-1
田中 春行
2
高橋 栄三
0-1
金城 康弘
3
佐藤里乃佳
0-1
二川 愛
4
金城 琉菜
1-0
二川 愛
5
金城 琉菜
1-0
山上 未咲
全日本の記事を[全日本選手権2010]
にレポートとしてまとめてみました。
馬場さんのブログにもインタビューや、情報があります。
まとめ1(ライバルどうし)
優勝は南條さん、FM小島さんという東大と慶応の大学4年コンビでした。
麻布高校時代からライバルどうしで技を磨きあってきた二人は、とっくに日本のトップクラス
でしたが、この参加メンバーの中で結果を出したことは、今の日本チェス界は二人が中心だと
いう意味だと思います。
南條さんが突っ走る中、小島さんは例年と同じようによく追いつきました。勝たなければいけない
ゲームを勝てるすごさです。こういうプレーヤーを敵にまわしたら本当に怖いですね。
FM上杉君(函館、米国在住)は惜しくも3位でしたが、十分に立派な成績です。
上杉君が、有力な優勝候補だったことは証明されましたが、ペースをつかめないままだった気がします。
山田弘平(函館)は成績が振るいませんでしたが、今回優勝した二人を1月に破っているのは、誰でもない、
弘平(学生チャンピオン)です。それを思えば、このまま落ち込んでいられません。
まとめ2(若い力の台頭)
上位3人が大学生と高校生なら、目立ったのは若い力の台頭です。ずっとチェスを続けている
中学生コンビが全日本で結果を出しました。阿部真大君が勝率50%の5.5点、タンタン君が6点の快挙です。
格上の上位陣からポイントをけずっていかないとその点数になりません。やはり、実戦でもまれている
若い人は早く伸びます。次の日本チェス界は二人のもの?
函館の子どもたちも負けていられませんね!
そして、優勝しても不思議でない強豪たちが下に沈んだ中、三阪さん、馬場さんは強かった。
もちろん、4位でも本人たちは満足していないでしょうが強さ再認識の成績でした。
まとめ3(堂々たる成績)
北海道の代表として出場した青木さんは5.5点、小林さんが4.5点、ともに堂々たる成績です。
北海道のレベルは低いなんて言わせませんよ。応援メッセージを札幌クラブのみなさんと
贈ったかいがありました。
などと、函館に身近な方々を中心に勝手なまとめを書いてしまい、失礼しました。
はじめは「のんびりと観戦」のつもりでしたが、特派員(?)から情報が入るにつけ、
第3者なのに、ついつい力が入ってきてしまいました。
いずれにせよ、もっともっとチェスを日本でメジャーにしたいという思いを、
全国のみさなんと共有したいと思ってのこと、お許しください。
最後に函館の選手への応援、記事に対しての応援、大量のアクセスなど、
本当にありがとうございまいした。
5ラウンド
連休明け。次のような結果となりました。それぞれがんばりましたが、
このラウンドは意外に一方的なゲームが多かったようです。また、
結局通信の発行ができませんでした。理由はプリンターのインクが複数
切れたから…。
ボード
白 番
結果
黒 番
1
山田 明弘(4)
1-0
佐藤 翼(4)
2
田中 春行(3)
1-0
玉利 真人(3)
3
齋藤 詢(3)
0-1
今野 周(3)
4
松浦 勇希(3)
1-0
笹森 絢香(3)
5
笹森 雄大(2.5)
1-0
菅原 和馬(2.5)
6
佐々木 翼(2)
1-0
津 大洋(2)
7
山上 晃輔(2)
0-1
金城 康弘(2)
8
渋谷 快成(2)
0-1
長内 亮太(2)
9
小林 由佳(2)
0-1
金城 透弥(2)
10
金城 琉菜(1.5)
1-0
玉利 克夫(2)
11
中貝 省吾(1.5)
1-0
中川 啓(1.5)
13
佐藤里乃佳(1)
0-1
津 大弥(1)
12
富田 彩音(1)
0-1
富田 敦志(1)
14
中貝 勇作(1)
0-1
山上 未咲(0.5)
00
二川 愛(0)
1
(不戦勝)
最終日、小島さん南條さん同時優勝
まず速報、小島さん、南條さんが最終戦も勝ちきって同時優勝でした。
2人ともこの史上最強の大会の中で抜群の強さを発揮したと思います。
おめでとうございます。特に小島さんの追い上げには驚きました。
上杉君が単独3位
上杉君はドローで単独3位入賞を確保。弘平は勝率50%で終わり、残念な結果でした。
2人には大いに不満な結果だったかもしれませんが、史上最強の大会で存在感があり、
応援している我々に夢を与えてくれたことに感謝します。おつかれ様でした。
18:20 2010/05/05
クロステーブル
9.5点・・・南條、小島(優勝)
7.5点・・・・・上杉(3位入賞)
7点・・・三阪(4位入賞)、馬場
6.5点・・・・・桑田、渡辺、高橋、中村龍二、上原、塩見(敬称略)
この大会のクロステーブル
(戦績表)を趣味で作成しました。
You can look at the Cross Table of the Japan Championship
which I made for myself. Notice. It is an informal one.
ただし公式発表ではありません。まちがいあればご指摘くださるとうれしいです。
21:35 2010/05/05
<左:ケーブル・テレビの取材を受ける上杉君、右:局後の検討>
<左:最終ラウンドの山田弘平、右:ゴールデン・オープンの表彰式>
<左:おめでとう南條遼介さん、右:全日本選手権の表彰式>
5日目
今入った情報だけ。
うーん…、弘平は2敗でした。上杉君と桑田さんに負けました。
がっかりでしょうが、これも勝負のうちです、仕方ありません。
彼は次に伸びる可能性があるというのが本気のなぐさめです。
最終戦は塩見さんとだそうです。
上杉君は弘平に勝った後、真鍋さんにドローだったそうです。
小島さんが南條さんと並ぶ
南條さんは馬場さんを破りましたが、次に三阪さんがドローにしました。
小島さんは強い。1戦も落とせないこの場面できっちり2勝し、
南條さんと並ぶとは!
そして、最終戦、南條さんは桑田さん、小島さんは高橋さんだそうです。
22:23 2010/05/04
最後を勝ちきって
上杉君は3位の確保を、弘平は勝率50%超目指して最後を勝ちきってほしいと思います。
そしてトップは、小島さん、南條さん、どちらなのでしょう。
8.5点・・・南條、小島
7点・・・・・上杉
6.5点・・・三阪、桑田、高橋
6点・・・・・佐野、以下6名(敬称略)
0:38 2010/05/05
4日目
今入った情報を少し。
南條さん単独トップ
南條さんが2勝して7点の単独トップ。どうして今まで全日本で南條さんがだめだったのか
不思議でしたが、やっとジンクスがくずれそうです。誰が止められるのでしょうか?
7・・・・・南條
6.5・・・小島
6・・・・・上杉、馬場、他(?)
5.5・・・山田、他(敬称略)
最後まで自分のチェスを
山田弘平は小島さんにいいゲームだったらしいのですが、残念。
それでも、次は勝って5.5点です。今のところ、まあまあのシード位置くらいです。
上杉君は、あまり調子がよくないようで、6点に甘んじています。優勝には苦しい展開ですが、
あと4試合残っています。勝負は何が起こるかわかりません。まだまだ希望を残していますから
上杉、山田両君にもうひとがんばりしてほしいところです。最後まで自分のチェスを!
会場で話題になっているのは、2人の中学生の強烈な強さだそうです。上位陣は戦々恐々、
特に阿部君は台風の目になる大活躍みたいです。早くJCAの速報が見たいのですが、
あまりうまく情報が入って来ないのはなぜでしょう。しかも、下位ボードの当たりが
微妙にコンピュータのペアリングと会わない理由がわかりません。
20:03 2010/05/03
どちらが入賞圏内か
明日のペアリング速報。馬場vs南條、中村龍二vs小島、山田vs上杉(敬称略)
続報が入り、結果を振り返ると、本当に残念な結果だったことがじわじわ実感されます。
上杉君、弘平、ともに大きく後退したことは否定できません。
そして明日は山田vs上杉戦、どちらが入賞圏内に残るかというラウンドでぶつかってしまいました。
こうなった以上は、両者にいいファイトを期待するだけです。
そして、馬場さんは、上杉君、渡辺さんに勝利し、次は第1ボードです。
トップ独走の南條さんを止められるのでしょうか。
下の写真で6,7ラウンドの結果がおわかりだと思います。クリックしてください。
0:29 2010/05/04
7.0 南條
6.5 小島
6.0 馬場
5.5 上杉、山田、三阪
(敬称略)
2日目
山田弘平はこの日2戦2勝。他不明です。
20:31 2010/05/01
若手の注目株
続報です。相手の一人は伸びているタンタン君で、以前教えたバリエーションを使ってきたそうです。
「もう、楽に勝てる相手じゃない」そうで、タンタン君はその後2000+プレーヤーにドローを取りました。
阿部真大君も2000+の大御所から勝利をうばったそうです。この2人の若手は弘平の言うように
「若手の注目株」にまちがいありません。レイティングを越えた力を持っているわけですから。
函館の子どもたちが彼らに教わることができたら刺激あるだろうなと、考えてしまいます。
上杉君は、4Rの結果がまだわかりませんが、「少し晋作君がいい」ということらしいです。
しかし、中盤までは互角だったそうで、相手は浜根さんです。浜根さんは弘平からドローを取り、
馬場さんをやぶりました。今のところ大活躍です。
順調な展開
小島さん、南條さんの2人がもう4Rに当たり、ドローになった時点で全勝は消えて、
3.5点がトーナメント・リーダーということです。弘平は明日バイなので落ちますが、
上杉君、小島さんが最前線にいる展開までは順調であり、今後に楽しみを残しました。
明日、私は札幌のチェス・フェスティバルを見に行ってきます。
上杉君、花粉症に負けるな! 小島さん、がんばってください!
21:38 2010/05/01
3日目
5ポイント−南條、小島
4.5ポイントー上杉、野口、山田
以下4ポイントで渡辺、馬場、佐野、岩崎、三阪、ヌルマトフ、桑田ら。
6Rdの結果で抜けているのは渡辺さん勝ち。前田さんはドローです。
明日のトップ・ボードは山田 vs 小島。そして、野口 vs 南條。(敬称略)
札幌のチェス・フェスティバルに行って帰ってきて疲れました。今日はこれだけお伝えします。
0:26 2010/05/03
1日目
初日、1,2ラウンドから荒れているようです。2Pをきちんと取ったのは、
小島さん、南條さん、ヌルマトフさん、上原さん、たったの4名だそうです。弘平も、上杉君も1.5Pです。
山田弘平は体調不良で、しかも5,6ラウンドは不参加のバイらしい。
上杉君は時差のせいでしょうか。どうも意気が上がりませんが、まだまだ
始まったばかり、これからに期待していいでしょう。
バイが多い初日
・・・と書いていたら報道官(?)から連絡が入りました。バイが多く、1R加速だったから、
一見荒れたラウンドにみえるだけでした。上杉君も弘平も1つドローというのは
特に悪いわけではありません。バイが多いことは、はっきり言うとがっかりですが、
2000+が16名出場なのは、期待したレベルといえます。
「目立ったのは、若手期待のタンタン君が龍二さんにドローを取ったこと」であり、
やはり大会の行方はまだ予想できないようです。それでも2日目は、前半戦の明暗を分けるでしょう。
8:15 2010/05/01