JCAの報告書式の提案
☆ 学生選手権運営の成功
今年度の学生選手権はSwiss-manager で運営されました。 とてもうれしいことです!( 最終結果 )そして優勝は、佐藤要君だったようです。おめでとうございます。
☆ 競技会報告
前回、「スイス・マネージャー・・・」の 記事 の続きです。
競技会を開催する場合、現在はA4版「JCA公式競技会報告」と、対局カルテを提出することになっています。 それをコンピューター時代に対応させ、Swiss-manager に対応したものにするには、 次の項目をメールで報告するようにしたらどうでしょうか。 ( )で英語が入っている項目は Swiss-manager のものです。
項目名 | 記入例 |
(1) 競技会名 (Designation) | 第7回函館チェス大会 |
(2) 主催者名 (Organizer) | 函館チェスサークル |
(3) 実施会場 (Site) | 函館市 地域交流まちづくりセンター |
(4) 実施日時 (Date) | 2012年12月15日 |
(5) 持ち時間 (Time-Check) | 20分+1手毎30秒累加 |
(6) 競技方法 (Rounds) | スイス 4ラウンド |
(7) 競技会主任 (Tourn.Director) | 山田明弘 |
(8) 主任審判 (Chief-arbiter | 金城康弘 |
(9) 連絡先 (e-Mail,住所など) | ******** gmail com |
納入金額 (120円/1局) | ********円 |
備 考 | 記入例 |
これを提案するためには、パソコンやネットに対応していない会員のことを考える必要があります。 よって、郵送のための空の書式もワードで作ってみました。
競技会報告書式 (ワードA4版)
☆ 対局結果報告
上記の書類の他には、対局結果報告が必要で、その2つで十分だと思います。
結果報告については、通し番号、白番氏名、白番レーティング、結果、黒番氏名、黒番レーティングという6項目を含めたエクセル形式でいかがでしょうか。これは、Swiss-manager を使っていれば、ホームページからクリックひとつで生成される形式です。サンプルは下にあります。(サンプルは参考にする以外の使用を禁じます。)
パソコンを使えない会員は今までどおり対局カルテの使用を認めることで対応できるでしょう。カルテの意味は、対局者とTDが結果を確認し合う意味もあり、今まではその過程を省略はできませんでした。しかし、Swiss-manager の場合はネット上に公開されるので、大会や結果の真偽を確認する手間が省けます。これも Swiss-manager 使用の利点です。( 学生選手権結果 参照)
通し番号 | Bo. | 番号 | Name | Elo | 得点 | 結果 | 得点 | Name | Elo | 番号 |
1 | 1 | 7 | ○○ ○○ | 1294 | 3½ | 0 - 1 | 4 | ○○ ○○ | 1537 | 5 |
2 | 2 | 1 | ○○ ○○ | 1923 | 3 | 1 - 0 | 3 | ○○ ○○ | 1813 | 3 |
・・・ |
(上記の項目では得点、ボード(Bo.)は不要だと思います。 Swiss-manager から出てくるファイルをそのままコピーしたという意味があるだけです。)
結果報告書式 (エクセル版)
☆ カルテは必要ない
つまり、カルテは必要ありません!
もっと言うと、カルテを書いてはいけないのだと思います。 万一、カルテと公開結果に齟齬が生じた場合に、報告された側が困るからです。(その実例あり!)
もしも、日本で100人以上の大会が開かれた場合、現状では対応が難しいでしょう。Swiss-manager で大会運営と報告が非常に簡単になります。ミスも減ります。
☆ 世界へのアピール
Swiss-manager を使うもうひとつの理由は世界へのアピールです。「日本でチェスの大会なんてやっているの?」 という海外プレーヤーがけっこう多いそうです。その方々に言語の壁を超えて簡単にアピールする方法は、 ChessResult.com に大会をアップすることでしょう。