ブリッツ練習

合同で
5月18日のチェス教室は、A班B班合同でした。B班にはかなりハイレベルを承知でポーン・エンディング(下図)の
問題を解いてみました。テーマはトライアンギュレーションです。
その後、5ラウンドの超早指し、ブリッツの練習です。真ん中の生徒の伸びが大きく、
上位の生徒の伸びが鈍いことが結果から推察できました。解決すべき課題が多いことが分かりましたが、
久しぶりの合同授業に落ち着きと活気があったような気がします。これからもときどき合同にしましょう。

練習ブリッツの結果
練習でしたが、上位の結果を書いておきます。
5勝したのは講師の山田真明、4勝は金城透弥君、髙津優大君、渋谷快成君、田中春行君、髙津大洋君の5名でした。
この5名は常に優勝をねらう位置にいることを自覚してほしいです。
B班で3勝したのが、篠原可南子さん、木村勇成君、高橋真琴君の3名でした。よく勝ち越しましたね。(ただし、7ラウンド以上必要なのに5ラウンドしかしていないので正確な順位ではありません)
負けても気にせずに何回もチャレンジ
ブリッツは所詮早指しなので本物のチェスではありませんが、ブリッツが強いに越したことはありません。
有効なチェスのトレーニングですし、普通は実力に比例します。「時間がないから」と言い訳しても、
相手と同じ条件なのですから、毎回勝つつもりでがんばってみてください。
負けても気にせずに何回もチャレンジすることが大切!
ポーン・エンディング
チェスは単純??
図1 白番白勝ち

チェスは奥が深い。でも将棋ファンの方からは、よく次のような反応が帰ってきます。
「チェスは駒が少なくなるから将棋より単純だ」と。反論したくなりますが、
敢えて次の問題を提示するだけにしたいと思います。
この(単純な?)問題に正解するには、チェスの終盤知識と正確なテクニックが必要です。
チェスだけがもつ美しさ
図1から
1.Ke5!
他の手もあるが、これが一番早い。失敗なのは 1.c6+ ? Kc8! (1...bxc6+? 2.Kc5 Kd8 3.Kd6! Kc8 4.Kxc6 Kb8 5.b7白勝)
2.Kd6 Kb8! 3.Kd7 bxc6 までで、ドロー。
1...Kc6 (1...Ke7 2.c6 白勝)
2.Kd4 Kd7
3.Kd5(図1)
図1と同じポジションだが、今度は黒番になっている。黒は動きたくないが、パスができない。
ツークツワンク!
特に、このように三角形に動いて手番を相手に渡すことを「トライアンギュレーション」という。
図2 黒番 白勝ち

3...Kc8
4.Ke6! (ななめオポジション) Kd8
5.Kd6 (次は縦!) Kc8
6.Ke7 Kb8
7.Kd7 Ka8
8.c6
(図2)白勝。(例えば8...bxc6 9.Kc7 c5 10.b7+ Ka7 11.b8Q+ Ka6 12.Qb6#)
音楽、絵画、文学にはないチェスだけがもつ美しさが、この正解手順の中に存在します。
18日の教材。コンビネーション
195号(PDF)
より (出典はエンドゲーム・マニュアル)
>> プロフィール